皆さんこんにちは
ドラッグキューキューの更新担当の中西です
さて今回は
～“肌×体調”～
秋冬は「肌」と「体調」の両輪管理が必要です。肌が荒れると睡眠質が落ち、免疫も鈍る。体調を崩すとケアの手が止まり、肌が荒れる。薬局は“毎日寄れる医療拠点”として、その循環を断つ具体策を提示できます。本稿では、生活・栄養・サプリの勘所、マスク・手指衛生と手荒れの両立、よくある質問への回答、来店時にすぐ使えるチェックリストを提供します。
1. 1日の時間割に落とす“肌×体調”
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起床：加湿器稼働状況を確認、白湯一杯で粘膜を潤し、朝の保湿を簡易でも実行。
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通勤・通学：日焼け止めは秋冬も継続、風が強い日はバームで頬の物理バリア追加。
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職場・学校：手洗い→完全乾燥→アルコール→ハンドクリームの順をルーチン化。
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帰宅：上着を玄関で払う、顔と手を先に洗う。
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入浴〜就寝：入浴は10〜15分、上がって3分以内の全身保湿。就寝前の厚塗りゾーンケア（手・唇・踵）を固定化。
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就寝：室温18〜20℃、湿度40〜60%。枕元の水とリップ、ハンドクリームを常備。
2. 食事・栄養
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タンパク質：角層の再生に不可欠。毎食手のひら1枚分を目安に。
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必須脂肪酸：青魚・ナッツ・オリーブ・アボカド。皮膚乾燥の改善を助ける。
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発酵食品・食物繊維：腸内環境は肌にも影響。味噌、納豆、ヨーグルト、野菜・海藻・豆類を循環。
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糖質：急峻な血糖変動は炎症マーカーに影響。夜の甘味摂取を控える。
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水分：冷たい飲料に偏らず、温かい汁物・カフェインレスも取り入れる。
3. サプリの考え方
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ビタミンD：日照減少期の不足補充候補。過量は避け、検査値や食事状況と併せて薬剤師に相談。
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ビタミンC・E：抗酸化サポート。喫煙・ストレスの高い方は不足しやすいが、上限量内で。
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亜鉛：味覚・皮膚に関与。ただし過量は銅欠乏を招くため、期間・用量を管理。
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コラーゲン・ヒアルロン酸：経口での即効性は個人差。食事全体を整えた上で補助的に。
4. マスク・手指衛生と肌荒れの両立
5. よくある質問（Q&A）
Q1：冬は化粧水だけ多めにつければ十分ですか？
A：水分は蒸発します。抱水（グリセリン等）とエモリエント（セラミド・ワセリン等）まで重ねてはじめて密閉されます。量より“層”です。
Q2：尿素は顔にも使えますか？
A：低濃度なら角層柔軟に有用ですが、刺激を感じやすく、炎症部位や敏感肌の顔には不向き。踵・肘など角化部主体に。
Q3：のどが痛い時、うがい薬は何を選ぶ？
A：刺激の弱いものから。色素が強いものは衣類や歯への着色に注意。のどの乾燥が主体なら保湿系トローチや加湿を優先。
Q4：眠気の少ない鼻炎薬は？
A：第二世代抗ヒスタミンを。個人差があるため初回は夜に試し、運転前は必ず薬剤師確認を。
Q5：解熱鎮痛薬はどれを常備？
A：家族構成次第。小児・妊娠可能な家族がいるならアセトアミノフェン中心。胃腸が弱い、腎機能に不安がある方はNSAIDsに慎重。
6. 受診・相談の目安
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肌：強いかゆみで眠れない、滲出液、広範囲の紅斑や亀裂、感染兆候（熱感・疼痛増悪）。
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体調：高熱が持続、呼吸苦、意識障害、脱水、持病の悪化。
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薬：1週間内服しても改善しない、相互作用が心配、妊娠・授乳、乳幼児・高齢者の用量不安。
7. 来店時チェックリスト
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皮膚：つっぱり／粉ふき／赤み／かゆみ／亀裂（部位）
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習慣：洗浄の回数／湯温／保湿の回数と順序
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環境：室温／湿度／寝具／衣類素材
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体調：睡眠時間／水分摂取量／食事のたんぱく質・脂肪酸
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薬：現在の内服・外用／サプリ／アレルギー歴
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目標：1週間での改善指標（かゆみVAS、掻破回数、保湿回数）
まとめ
秋冬の“肌×体調”は、毎日の小さな積み重ねが最短ルートです。薬局は、生活・化粧品・OTC医薬品・サプリを横断的にコーディネートできる場所。チェックリストで状態を見える化し、必要に応じて医療につなぐ。これが最も再現性の高いセルフケアの設計図です。困ったら遠慮なく、具体的な使用状況・既往歴・併用薬をお持ちの上でご相談ください。
